文章を書くことが苦手な人におすすめ‼「新しい文章力の教室」

一般書

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みなさんこんにちは!公認心理師のだびでです。皆さんは、文章を書くのは得意でしょうか?正直にいうと私は得意ではありません。大学院生の時は2万文字以上の修士論文を執筆しましたが、かなり苦労しました。

今回はそんな私が文章力を上げるために読んだ本を紹介します。私はこの本を読んで文章を書くことのコツを掴んだようにも感じました。

ぜひみなさんも文章力をつけて周りと差をつけましょう。

作品情報

書名:新しい文章力の教室

著者:唐木 元

出版:出版(2015/8/11)

頁数:ページ206

私が本書を読んだ理由

私の普段の仕事は心理検査とカウンセリングです。そして、これらの仕事に伴い、心理検査の報告書、カウンセリング記録の作成、ケース検討の資料作りなどのためにパソコンに向かって文章を作成する時間が非常に長いです。

その中で、自分の考えや事実を文章として上手くまとめことができないと感じたため、文章を書くということについて勉強することを決めました。

そして、本屋さんに行ってみつけたのがこの本でした。この本を読んで私の文章の書き方が大きく変わることとなりました。

この本をおすすめの人

  • 伝えたいことはあるのにうまく文章としてまとめられない
  • 文章を書くときに何から手をつければいいかわからない。
  • 言葉選びに時間がかかり、なかなか書き終わらない

こんな悩みを抱えている学生・社会人の皆様におすすめです。

本書の内容

本書は、ニュースメディアであるナタリーで新人教育をしている著者が文章を書くために何をするべきかを誰でもわかるようにまとまった本となっています。良い文章とは完読されると文章であると定義し、完読されるためのポイントをわかりやすく説明しています。

そして、今回のブログでは私が特に学びになった

  • 書く前に準備する
  • 読み返す

の2つのポイントを紹介します。

書く前に準備する

文章を作成する前にもどのような文章を作成するのかを考えておく重要性を強調しています。プラモデルは、箱絵で完成形が想像できて、部品ごとに揃っており、作成手順を見ながら作っていくから作り上げることができます。プラモデルと同じように文章も書き始める前に準備することでスムーズに作り上げることができます。

文章の主眼と骨子を考える

文章を作成する前にどのような文章を作成するのかを考えておくことが重要です。そのために、文章の主眼骨子を設定する必要があります。

主眼(テーマ):その文章で何を言いたいのか、何を伝えるための文章なのかを指します。文章を書き始める前にテーマを設定することが非常に重要です。

骨子:主眼を達成するための骨組みを考えます。骨子を準備する上で「要素」「順番」「軽重」の3つのポイントを意識します。

主眼を設定して、骨子を「要素」→「順番」→「軽重」の順番で書くことで主眼に沿った文章を書くことができます。

構造化シートを作成する

主眼と骨子を「構造化シート」を使用して、まとめることでより良い文章が完成されていきます。

構造化シートーとは紙の上方に線を引いて、テーマを書く欄と文章と骨子を各欄を分けた紙のことを指します。「構造化シート」を使用して文章を作成するステップは以下の通りです。

1.下方に骨子となる文章を箇条書きにして主眼を設定します。そして、文章とする順番を①から数字で書きます。

2.新しい紙にテーマと書く順番を整理したシートを再度書き込んでいきます。

3.アピールしたい優先度を項目の右側にABCの3つの段階で格付けをして文章量を調整します。

すると、テーマが設定された文章の構成が完成し、繋げるだけでテーマを伝えることができる文章の完成形をイメージできるようになります。

読み返して直す

完読される文章を作成するためには、完成した文章を読み返して修正するという作業が非常に重要です。

「意味」「字面」「語呂」の視点で読みなおす

本書では意味」「字面」「語呂」の3つの視点で読み返すことが重要であると述べています

意味:主眼と骨子がかみ合っているか、表現や文法が適切かを読み返しします。

字面:同じ文字が連続して使われていないか。字面的に違和感はないかを読み返して別の言葉に置き換えや並び替えを行うことで修正します。

語呂:意味や語呂が適切でも読み心地が悪ければ、完読する文章にはなりません。読み進めることが苦ではないかを確認する視点で読み直します。

それぞれの観点からチェックすることで、より完成度の高い文章を作成することができます。

重複を見つける

読み返すときに重要なことは、重複を見つけることです。文章を読み直すことで様々な重複しているポイントを見つけて修正していきます。例えば、「~では、」や「~です。」などよくある表現を頻繁につかっていないか「私スマホ壁紙~」のように「の」が重複していないかなどを確認する工程が大切です。文章の表現にバリエーションがあると完読する文章に近づいていきます。

終わりに

私は本書を読むまでは、文章を打ち込みながら考えていました。しかし、本書を読むことでそこから間違いだったということに気づきました。そして、書く前の準備をすることで文章全体の構成がまとまり、以前よりも文章を作成しやすくなったと実感しています。

今回のブログでは紹介しきれない文章のコツがたくさん書かれています。皆様もぜひお手元にとって読んでみてください。きっと、さらに素敵な文章を書ける助けになると思います。


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